
溶接も、趣味の釣りも、根気が肝心です。
熔接製造課佐伯 凌
2023年入社 / 大阪府立茨木工科高校卒

父と同じものづくりの世界へ飛び込んだのは自然な流れです。
私がものづくりを好きになったきっかけは父親です。自営で外壁職人をしていた父の仕事を見て、目の前にある壁がやがて人の住む家の一部になる。それが幼心にとても気持ちが躍ることでした。以降、プラモデルづくりをはじめ、「つくる」「組み立てる」ことに夢中になっていったことを覚えています。ものづくりへの情熱は高校進学時にも衰えず迷うことなく工業高校への進学を決めました。高校時代は溶接を中心に、さまざまなことを学び成長できたと思っています。溶接の技術を活かせる仕事に絞って就職活動をしたところ出会ったのが光星工業でした。

責任追及ではなく原因追求。おかげで積極的にチャレンジできます。
実は職場見学をした際、スタッフみんな静かに黙々と作業に没頭している姿を見て、馴染めるだろうかと若干不安になったことは事実です。入社したら、それは杞憂に終わり、みんなフレンドリーで楽しそうに働いており、すぐに職場に溶け込むことができました。思うに、見学者を前にして緊張していたのかもしれません。失敗に寛容な社風で、たとえ失敗したとしても、決して責任を追及せず、なぜ起こったのか、どうしたら防げるのかを一緒になって考えてくれます。実際、私自身が失敗した際も、「なぜ、ミスしたんだ!」と責めずに「どうしたら防げると思う?」と聞いてくれました。「少しでも変だなと思ったら必ず指差し確認をするようにします」と答え、以降はそれを実践しミスを未然に防いでいます。

自分の携わった部品が交野から世界へ。やりがいしかありません。
日本を代表する世界的な建設機械と農業機械メーカーであるクボタ様の部品づくりに携わっています。前日、堺にあるクボタ様の工場見学で、組立前の製品を見て、自分が携わった部品がこういうところに使われるのだと、以前から見聞きはしていたものの、やはり実際に目の当たりにして非常に感動しました。同時に、より丁寧に、より美しく仕上げていかなければならないと身が引き締まったことは言うまでもありません。2024年で入社して1年が経ち、上司である職長や先輩から「きれいに溶接できるようになってきたね」と褒められる機会も少しずつ増えてきて、とてもうれしく、自身の成長に手応えを感じられるようになってきました。目標は、憧れの先輩である岩崎さんを超えること。溶接の技術は確かで、フォークリフト操作もはやい。いいところを貪欲に吸収していきます。